私がお話しした不動産投資法は、1000万円以下のマンションを10年ローンで購入して自分で住み、住宅ローンが終わった後はこれを賃貸に出すという方法ですが、実はこれ以外にもオススメの不動産投資法があります。
それは「賃貸併用住宅」を購入することです。
「賃貸併用方住宅」と聞いてもピンとくる人は少ないと思いますが、これは住宅と賃貸物件が併設されている建物のことで、自宅とアパートをくっつけたような造りになっています。
つまり、自分が住む住居部分と賃貸アパートが壁を隔ててつながっている建物のことです。
賃貸併用物件ですが、これは住宅ローンで購入することが可能です。
ただし、その場合には「賃貸部分の面積が全体の50%未満」という条件があります。
つまり賃貸部分が半分未満、言い換えると住居部分が全体の半分以上なら、住宅ローンを利用できます。
何回も言いますが、住宅ローンはサラリーマンなら誰でも利用できるローンなので、住宅ローンを利用して購入できる物件というのは魅力的です。
なぜ「賃貸併用住宅」をお勧めするのかと言うと、購入した時点から家賃収入を得ることができるからです。
つまり、この物件はかなりのメリットがあると言えます。
「賃貸併用住宅」は、入居者からの家賃をローン返済にあてられるので、購入したその月からローンを払うことなくこの物件に住むことができます。
つまりあなたが買った物件のローンは入居者が支払ってくれるので、あなたはローン返済を行う必要がありません。
低~中所得層のサラリーマンに最もおすすめと言える不動産投資は、住宅ローンを利用して賃貸併用住宅を購入することです。
ただしこの投資法には大きな欠点があり、それは賃貸併用住宅が、ほとんど市場に出回らないことです。
つまり、めったに売りに出ないので購入できるチャンスは少ないということです。
もちろん、賃貸併用住宅は存在するので全く売りに出ないこともありませんが、売りに出ることはほとんどないと言えます。
したがって万が一この物件が売りに出たとしてもすぐに売れてしまい、あなたの目に触れることはないでしょうか。
私自身も購入したいと思ってしばらく探してみたのですが、結局お目にかかることはできませんでした。
よほど運のいい人なら出合うこともあるかもしれませんが、狙って購入するのは難しいと言えます。